トレーニングの基礎② 負荷のかけ方

トレーニングの方法には色々な方法があります。

バーベル、ダンベル、ゴムチューブ、マシン(ケーブル)等が思いつきますね。これらの負荷のかけ方には特性があり、その特性をとらえないと効果的にはトレーニングできません!

方法は色々ありますが負荷のかけ方は主に2通りです。
それは、重力による負荷か張力による負荷です。

重力と張力の負荷のかかり方

重力・・・バーベル、ダンベル 
負荷は垂直にかかります。
水平に動かしても効果は期待できません

 

張力・・・ゴムチューブ、マシン
負荷は支点の位置で変わりますが、垂直にも水平にもかかります。

 

例として肩のトレーニングであるサイドレイズという動きで考えてみます

 

 

 

 

・手を身体の横から横に広げる運動(外転)です。
・三角筋という肩の外の盛り上がりの筋肉を鍛える運動です。

 

ダンベルの場合

垂直に作用するため最初の外側に広げる動き(外転)では作用しませんが、途中から負荷がかかり始めます。

・写真の青い線の部分ではあまり負荷がかかりません。

 

・写真の赤い線の部分からダンベルの負荷がかかり始めます。

 

 

よくある間違った例としてダンベルをもったままダンベルを水平に動かしている方をみることあります。この方法ではダンベル(重力)の負荷は適切にかかりません。

 

ゴムチューブ(マシン)の場合

ゴムチューブを下で固定した場合には垂直に作用します。

 

 

 

 

 

ゴムチューブを横で固定した場合には水平に作用します

 

 

 

 

鍛えたい筋肉、角度によって固定する位置を変えていきましょう!

ゴムチューブでのトレーニングで特徴

スタートのポジションではたるみがあるため負荷は弱くなりますが、動作の最後ではゴムのはりが強くなり負荷は最大になります。

 

 

 

 

左の図はスタートでチューブが緩んだ状態です。この負荷のかけ方だと45度付近にならないと負荷がかかりません。
最初からたるまない様にくくりつけたら最初の角度からでもしっかり負荷がかかります。しかし、そうなると挙げたときのテンションが強くなりすぎ上まで挙げるのが困難になります。

どちらが正解とかはなく、どこの局面での動きを強化したいのかにより、ゴムのテンションを変えていく必要があります。

 

マシンでのトレーニングの特徴

張力による負荷は、ゴムチューブと一緒ですが張力(重さ)は途中で変わったりはしません。

ですが、マシンは軌道が決まっていて身体に合わないマシンだと、やりにくいというデメリットもあります。

 

編集後記

バーベルが万能とか、チューブはダメとかだとかそういうものはトレーニングでは存在せず、目的にあった負荷をかけていくという事が一番大事になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。