たんぱく質

たんぱく質とは?

たんぱく質は、多数のアミノ酸が結合した化合物のことです。

通常9種類の「必須アミノ酸」といわれる身体で合成することのできないアミノ酸と、11種類の「非必須アミノ酸」といわれる身体の中で合成することのできるアミノ酸の20種類のアミノ酸から作られます。

2個以上のアミノ酸が結合したものをペプチドといいます。

その中でも結合数により呼び名が変わってきます。

10個以下のアミノ酸結合⇒オリゴペプチド
(2個のアミノ酸結合をジペプチド、3個のアミノ酸結合トリペプチドとも呼びます)

10個以上のアミノ酸結合⇒ポリペプチド

80個以上のアミノ酸結合⇒たんぱく質

たんぱく質の消化・吸収

口腔

唾液には、炭水化物を分解する酵素はありますが、たんぱく質を分解する酵素はありません。
そのため、食べたたんぱく質は分解されることなく食道を通り胃に運ばれます。

胃における消化

胃では、たんぱく質を分解するペプシンの作用によりたんぱく質はプロテオース、ペプトンという形まで分解されます。

その後、十二指腸に送られます。

十二指腸・小腸における消化

十二指腸で分泌される膵液は腸管で活性化し、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、カルボキシペプチターゼ等を作ります。

これらの酵素はペプトン、プロテオースに作用しポリペプチド、オリゴペプチドと分解していき最終的にアミノ酸まで分解されます。

分解されたアミノ酸は小腸の上皮細胞に吸収されて、毛細血管に入り、門脈という肝臓にいく大きな血管に流れていきます。

まとめ

たんぱく質は分解されてペプチドになり、最終的にアミノ酸という形になる。

・たんぱく質は様々な過程を経て、消化吸収されて体内に吸収される。

 

次回は、実際にプロテインを飲んだケースで解説していきます。

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