ハロー効果
ハロー効果とは、「こんにちは」のことではなく、後光のことです。
なにか1点が優れていると、後光がさして何もかもが優れて見えてしまう事で、心理学の認知バイアス(認知の偏り)のひとつです。
ポジティブハロー・ネガティブハロー
「東大卒」、「大企業〇〇の専務」「〇〇資格保有」などの肩書があると
「優秀だ」「なんでもできる人」
と思ってしまい、1点優れた点があると全体的に優秀に見えてしまいます。
本来の能力に関係ないことでもです。
これを、ポジティブハローといいます。
人は口では「肩書なんて気にしない」というのですが、実際は無意識に判断材料にしてしまっている人は多いのです。
仕事において、プラスのげたを履かされます。
すると同じような成果を上げたとしても、プラスの下駄を履かせられて評価されるのでより大きい評価をされます。
逆に、何か1点優れない点のある人や、肩書がない人は、他の事も出来ないだろうと思われてしまうのです。
本来の能力と全く関係なくてもです。
これを、ネガティブハローといいいます。
こうなると、何をやってもダメというレッテル貼られてマイナスの下駄を履かされます。
すると、肩書がある人と全く同じ成果を上げても評価されないことがあります。
ハロー効果を上手に使う
本来、仕事の評価は成果だけをみて行うべきです。
しかし、ほとんどの人認知バイアス(認知の偏り)が起きて正しく評価できません。
つまり、現実ではいくら実力を発揮して成果をだしても、それを評価する上司の認知バイアスによりいつまでも認めてもらえないということが起きてしまいます。
でも、これは上司に悪意があるわけでなく、人間はみんな無意識に偏った判断を下す生き物なのです。
社会でうまくやっていくには、その無意識をうまく使うことが非常に重要になります。
うまく使うとは、相手の無意識にいい潜在意識をすり込めるかがどうかです。
ですが、潜在意識を刷り込むためとはいえ、肩書を嘘をつくのはいけません(笑)!
それを行うと詐欺師になってしまいます。
なので、簡単にできるハロー対策を行いましょう。
例えば
・清潔にする
・明るく笑顔で挨拶する
などです。
実際の例で考えると
「不潔な人と清潔な人はどちらが仕事できそうですか?」
この質問を考えたときに、多くの人は清潔な人の方が仕事ができるんじゃないかと連想します。
実際の仕事の能力は同じでもです。
簡単なことですが、仕事に直接関係ないようなことの積み重ねでも実は仕事にプラスになっていくことがあるのです。
まとめ
・人は、無意識に偏った考え方をしていることを意識する。
・仕事で評価されるには、ポジティブハロー効果で、相手にいいイメージを刷り込む
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考文献