昼寝
昼寝と聞くと怠慢な感じがあったりして、あまりいいイメージがわかない人もいるかもしれませんが、近年の研究では様々な効果が報告されています。
ですが、現在グーグルやウーバーなどの大企業では昼寝を推奨していて、企業も仕事の効率を上げるために注目しています。
今回は、鈴木祐さんの「最高の体調」という本を、参考に昼寝について研究されていることを紹介していきます。
昼寝の研究
40分の昼寝で完全回復
NASAの研究が空軍パイロットを対象にした実験で、1回40分の昼寝を行った人は34%パフォーマンスが改善し、注意力は100%完全回復をみせるほど回復しました。
季節による違い
カリフォルニア大学がボリビアのチマネ族の暮らしを3年にわたっての研究で次のことが分かりました。
夏は、年間の睡眠の22%を昼寝に使う
冬は、年間の睡眠の7%を昼寝に使う
狩猟採集民の世界でも、昼寝は行われていて体力の回復を図っているようです。
昼寝を実践する
まずは目を閉じるだけ
ある実験では、快適な椅子に座り目を閉じて15分寝た時と似たような脳波がでて記憶力の向上がみられました。
ですので、昼寝が苦手な人はまず10分~15分だけ目を閉じて何もしない時間を作ってみましょう。
それだけでも、効果が期待されます!
コーヒーナップ
近年昼寝の効果を上げるために「コーヒーナップ」という方法が広まっています。
このテクニックのやり方としては
➀コーヒーを飲む
➁15分~20分の昼寝をする
たったこれだけです。
これは、カフェインが脳に達する時間が20分くらいかかる時間差を応用した方法です。
昼寝からおきる時に丁度良くの脳にカフェインが届き、覚醒する作用+昼寝の回復効果で仕事の効率が上がるという仕組みです。
昼寝は、学校や仕事の環境によって難しいこともあると思いますが、できる環境にある人は是非お勧めします。
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考文献
最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)