タンクトップと半袖シャツ 体温調節を考える

タンクトップとシャツの体温調節

暑い夏を迎えて、運動をするには酷な気温になってきました。

その中で今回は半袖とタンクトップの違いについて

1.通気性

2.汗の吸収

について考察してみます。

1.通気性

これは、当たり前ですがタンクトップの方が優秀です。

ワキがでるかでないかは大きな違いがあります。

これは、ワキには腋窩動脈という腕にいく大きな血管があるからです。

こういう大きな血管を、空気にさらして通気性をよくするかというのは体温を下げるには大きな差が出てきます。

一方で半袖は、最近のウェアは通気性がいい物が多いですがやっぱりタンクトップの通気性には勝てません。

袖の中で暖かい空気がたまってしまうことで熱がこもってしまいます。

通気性は当たり前なのですが

タンクトップ > 半袖シャツ

となります。

ですが、これは通気性はタンクトップの方がいいですが必ずしもタンクトップの方が優秀なわけでないです。

それは、思ったよりも気温が上がらなかった時です。

腋窩動脈を冷やることによって一気に体温の低下を招くことになります。

なので基本は気温、湿度、風などの環境に合わせて選択するがいいと思います。

2.汗の吸収

これは、半袖の方が有利です。

タンクトップはワキに生地がないので、その汗を垂れ流してしまいます。

通常、全身には小汗線(エクリン腺)という汗の穴がありますがワキには大汗腺(アポクリン汗腺)という大きな汗の穴があります。

そのためワキの汗はけっこう多く流れるのプラスして、大汗腺からは腺細胞の一部が分泌物として流れでます。

これに、細菌が感染していまいニオイを発することを「わきが」と呼ばれます。

タンクトップを着て汗を一杯でることが想定されるときは制汗剤を使用しましょう!

また、迷惑オジサンにならないように汗を垂れ流さないようにタオルでふき取りましょう!

私も30代になり体臭と汗が気になるようになってからは気にするようにしています。

 

なぜ、今回こんな記事だったかというと

昨晩、いつもの半袖ではなくタンクトップで就寝しました。

窓を開けたまま寝たのですが思いのほか寒くなってしまい目を覚ましました。

気温はそんなに前日と差はなかったのですが、着ているもので感じ方が全然違うものだと実感したからです。

生地の範囲にしたらわずかですが、体温には大きな違いがあったのです。

これから、まだ暑い日が続くと思います。

着ているものもうまくコントロールしてこの夏を乗り越えましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。