トレーニングに最適なセット数
トレーニングにおいて重要なことですが、みんな言うことがバラバラだったりします。
僕も最初トレーニングを習ったときは、5セット以上やらないと効果がないと言われたり、トップアスリートが10セット以上のトレーニングをやっていると聞いたりして、やっぱりやっただけ強くなるものなんだと当時は思っていました。
ですが、2010年代に入り様々な研究がされてきて色々とわかってきたことがるので今回紹介します。
1セット VS 複数セット
この実験は2010年のKrieger JWという方のメタアナリシス分析という解析で分かったことです。
この実験は筋肥大に対しての比較です。
実験は1セット群、2~3セット群、4~6セット群で比較されました。
”1セットと2~3セットを比べると有意に差があった”
”1セットと4~6セットを比べると有意に差があった”
という結果でした。
つまり
「1セットでは効果が低いので、複数セット行いましょう。」
と読み解くことができます。
筋サテライト細胞イメージで考えると、1セットだと刺激が足りなく、完全に起きていない状態と考えれます。
2~3セット VS 4~6セット
今度は2~3セットと4~6セットに比較です。
実験の結果は
”2~3セットと4~6セットは有意な差はなかった”
という結果でした。
十分な刺激で筋サテライト細胞が目を覚ました状態。
たくさん刺激しすぎても効果は変わらない
実際にグラフをみると、若干差はあるようにみえますが、研究の世界では、有意差はないとされます。
(グラフは割愛します)
つまり
「2~3セットでも、4~6セットでもあまり変わらない」
と考えられます。
どっちも変わらないのなら時間も体力も温存できる2~3セットがベストです。
NSCAでも基本的に、筋力向上・筋肥大・筋持久力を目的にするセット数は3セット以下であることとされています。
まとめ
・1セットでは物足りない
・2~3セットがベスト
最後までお読み頂きありがとうございました。