ファーストチェス理論とは?
プロのチェスプレイヤーに盤面を見せて、5秒で「次の手」を決めてもらいます。
その後に30分かけてじっくり考えてもらってから、「次の手」を決めてもらいます。
その結果、5秒で考えた最初の手と30分考えた手は、なんと86%も同じ手になったそうです。
つまり、長く考えても、直感でも答えが一緒になるということです。
これを、ファーストチェス理論といいます。
ファーストチェス理論の実践
このファーストチェス理論は、仕事や日常生活でも起きることがあります。
例えば、
会社の会議で、中々意見が決まらなく延々と会議を2時間も3時間も行う場合も、結局最初の決断になることがあります。
服選びでも、30分かけて悩んでも最初に選んだ方の服を選ぶことがあったりします。
つまり、時間をかけようがかけまいが結果が一緒なら、最初の決断にして時間を短縮して、その時間を他の仕事の時間や、趣味に費やした方が有効的に使えるということになります。
注意点
この実験は、チェスのプロを対象にしているという事です。
その道の熟練者です。熟練されて様々な経験をしているから、一瞬で正しい判断をすることができるのです。
逆に考えると、知識・経験のないことで一瞬で判断するのは、この理論が当てはまらず危険になることがあるということです。
例えば、全然知らないことで「1年間で50万円儲かります!」という案件をもらって、何も考えず「儲かりそう!」と思って飛びつくのは危険になります。
よくわからない分野では、しっかり考えた方がいいです。
まとめ
・慣れていることは、最初の決断にする
・よく分からないことは、よく考えてから決断する
※今回の理論はあくまで参考にして下さい。
すべてが、この理論にあてはまるわけではありません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考文献
アウトプット大全~椛沢紫苑