プロテインの消化・吸収

たんぱく質とは?

プロテインとは英語でたんぱく質のことです。
前回の「たんぱく質」の復習になりますが、もう一度たんぱく質について少し説明します。

たんぱく質は、多数のアミノ酸が結合した化合物のことです。

 

通常9種類の「必須アミノ酸」といわれる身体で合成することのできないアミノ酸と、11種類の「非必須アミノ酸」といわれる身体の中で合成することのできるアミノ酸の20種類のアミノ酸から作られます。

2個以上のアミノ酸が結合したものをペプチドといいます。

その中でも結合数により呼び名が変わってきます。

10個以下のアミノ酸結合⇒オリゴペプチド
(2個のアミノ酸結合をジペプチド、3個のアミノ酸結合トリペプチドとも呼びます)

10個以上のアミノ酸結合⇒ポリペプチド

80個以上のアミノ酸結合⇒たんぱく質

プロテイン、ペプチド、EAAの違い

筋トレをする人なら、プロテインは一度は飲んだことがあると思います。

いわゆる一般的なプロテインはたんぱく質という形なのです。

それよりも、値段の高いEAA(アミノ酸)という商品やペプチドという商品があります。

ペプチド、EAAは、たんぱく質の状態からすでに分解されていて身体にすぐに吸収される状態です。

つまり、プロテインよりも吸収スピードが速いのです!

トレーニング直後の摂取タイミングだけで考えるとプロテインより優れています。

つまり、吸収スピードを表すと

EAA・ペプチド > ホエイプロテイン

価格の安さ(購入しやすさ)で表すと

EAA・ペプチド < ホエイプロテイン

となります。

ですが、EAAやペプチドの方が優れているというわけではありません。

確かに、トレーニング直後だけで考えればいいのですが、EAA、ペプチドは吸収が早いだけに血中に留まっている時間も短くなるのです。

なので、長時間にわたってのアミノ酸補給は不得意になります。

長時間に渡っての補給で考えると、今回は紹介していないのですがガゼインタンパクが優れています。

プロテインは、その時の状況に合わせて使うのがベストです!

 

実際の商品で消化・吸収を考える

今回は僕も愛用するマイプロテインの商品で考えます。

インパクトホエイ

マイプロテインの一番ポピュラーで安いプロテインになります。
購入はしやすいですが今回紹介する4商品の中では一番吸収スピードが遅くなります。

11月21日現在 1kg 1572円(割引コード使用)

 

ハイドロホエイプロテイン

たんぱく質の一部を胃で分解して消化・吸収しやすくしたプロテインです。
インパクトホエイより吸収が早いですが、ペプチド、EAAよりは遅いです。

11月21日現在 1kg 2022円(割引コード使用)

 

ペプトプロ

60%をジペプチド(アミノ酸2個)、トリペプチド(アミノ酸3個)という小さい形まで分解された非常に吸収の早い状態です。

11月21日現在 1kg 6204円(割引コード使用)

吸収が早いのですが、インパクトホエイ、ハイドロホエイに比べて3倍くらい高くなります。

EAA(アミノ酸)

たんぱく質を、一番小さいアミノ酸の形まで分解した商品です。
非常にすばやい吸収ができます。

11月21日現在 1kg 3642円(割引コード使用)

これも、通常のホエイより値段が高いです。

プロテインの吸収の全体図

少し縦長になりますが、図にしました。

・インパクトホエイは、胃、小腸での分解を受けてない状態です。

・ハイドロホエイは一段階目の消化を受けた状態です。

・ペプトプロは二段階目の消化を受けた状態でいつでも吸収のスタンバイOK状態です。

・EAAは三段階目の消化を受けた状態でいつでも吸収のスタンバイOK状態です。

 

まとめ

吸収スピード
EAA・ペプチド > ハイドロホエイプロテイン > インパクトホエイ

吸収スピードのイメージ
EAA・ペプチド ⇒ 急行列車
ハイドロホエイプロテイン・インパクトホエイ ⇒ 鈍行列車(各駅停車) 

価格の安さ
ペプチド < EAA < ハイドロホエイプロテイン < インパクトホエイ

吸収スピードと、現在の状況に合わせて摂取するのがベストです。