白い炭水化物の量を減らし、食物繊維の量を増やす方法

白い炭水化物から茶色い炭水化物にする

前回の投稿で白い炭水化物のデメリットをあげました。

簡単に紹介すると

・血糖値上げる

・脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化による病気が起こるリスクを高める

など、身体に悪いことわかってきています。

逆に茶色い炭水化物(玄米など)は

・死亡率が22%低くなった

・動脈硬化によって起こる病気になるリスクが21%低くなった

・糖尿病のリスクを36%低くなった

など、身体に良いことが分かってきています。

では、今すぐ白米から玄米にすればいいじゃないと思いますが、僕は玄米ではなく違うものをおススメしています。

それは、押し麦です!

押し麦とは、いわゆる大麦のことでスーパーにも以前からひっそりと売られていました。
ですが、これが意外と優秀な食材なのです。

コスト比較

現在僕は、
白米10kgを約2700円~3000円の間で購入しています。

ところが、玄米10kgはアマゾンでみてみると4000円くらいです。
白米より高いのです。

押し麦は、800gで230円で購入しています。つまり8kgで2300円なので白米と同じくらいの価格なのです。

栄養比較

メインとなる栄養価の比較です。

白米、玄米は炊いた重さで茶碗1杯(160g)基準の計算になります。
押し麦は、1食目安の乾燥80gで計算しています。

白米 玄米 押し麦
カロリー 269kcal 264kcal 272kal
たんぱく質 4.0g 4.48g 4.96g
脂質 0.48g 1.6g 1.04g
炭水化物 59.3g 56.9g 62.2g
ビタミンB1 0.03mg 0.26mg 0.05mg
ビタミンB2 0.02mg 0.03mg 0.03mg
ナイアシン 0.32mg 4.64mg 1.28mg
ビタミンB6 0.03mg 0.34mg 0.11mg
カルシウム 4.8mg 11.2mg 13.6mg
マグネシウム 11.2mg 78.4mg 20mg
亜鉛 0.96mg 1.28mg 0.96mg
0.16mg 0.96mg 0.8mg
食物繊維 0.48g 2.24g 7.68g

 

白米の栄養素はビタミン、ミネラルはほとんど含まれておらずほぼ炭水化物のみです。
形は違えど砂糖みたい物です。
ほぼ砂糖みたいなものを茶碗一杯に食べたら、一気に血糖値を上げて糖尿病のリスクを上げるというのは、容易に想像できますね。

玄米は、炭水化物に加えてビタミン、ミネラル成分が多いのが特徴です。
食物繊維は、白米よりも多いですが押し麦より少ないです。

押し麦は、玄米よりも更に食物繊維が多く1食あたり7g超えます。
この値はゴボウなどに含まれる食物繊維よりも多いのです。
ですが、ビタミン・ミネラルに関しては玄米の方が優秀です。

実践

・普段の食事が偏りやすい人⇒玄米がおススメ

ビタミン・ミネラルなどが白米や押し麦より豊富です。
どうしても、多品目食べられずビタミン・ミネラルが不足する人は玄米で補給するといいです。

・これからスポーツをする人⇒白米がおススメです。

一気に血糖値を上げて爆発的なエネルギー源になります。
なので、スポーツ前のカロリー補給や、消化がいいので風邪で消化不良の時にもいいです。
逆に考えると、そういう時以外は白米を摂取するメリットは少ないということです。

・野菜不足になりがちな人⇒押し麦がおススメです

押し麦は、抜群に食物繊維が豊富です!

日本人は年代によりますが、若い人は7~8gくらい不足しているといわれています。
玄米でも、その不足した分は補えきれないですが、押し麦なら足りない食物繊維を補給することができます。

調理も、砥いだ白米に押し麦を入れるだけでいいので非常に簡単です。

なので、最近僕はこの押し麦ごはんをにはまっています。

価格も安く始めやすいので、試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

参考文献
・「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」津川 友介 (東洋経済)